お酒を飲んだ後のシメと言えば、ラーメンが定番ですよね。飲み会終わりには無性にラーメンが食べたくなってしまうという人も多いのではないでしょうか。しかし、実はラーメンをシメとして食べているのは日本人だけで、世界の国々では他の食べ物が食べられているようです。
そこで今回は、各国のシメの定番をご紹介します。また、ラーメン以外にもおすすめのシメの1品についても紹介しますよ。
目次
アメリカでお酒を飲んだ後のシメといえば?
アメリカでは、お酒のシメの定番はピザです。
日本ではどちらかというとピザはおつまみのイメージですよね。アメリカ人は、お酒を飲んだ後にたっぷりのチーズがのったピザを食べるんだとか。ちなみに、チーズ以外にも、たっぷりのサラミとトマトソースのピザ、「ペパロニ」もシメの1品として人気だそうです。
中国でお酒を飲んだ後のシメといえば?
中国では、お酒のシメの定番として串焼きが人気です。
こちらも、日本ではおつまみとして定番の食べ物ですよね。夜になると、串焼きの屋台が軒を連ねる中国では、羊や牛、豚や鶏など、様々な具材の串焼きがお酒のシメとして食べられています。
ちなみに、香港の人はお酒を飲んだ帰りの早朝に、小籠包を食べることもあるみたいですよ。本場の小籠包なら、シメにもぴったりかもしれませんね!
ドイツでお酒を飲んだ後のシメといえば?
ビールの本場、ドイツのお酒のシメは何なのでしょうか。
ドイツでは、「カリーヴルスト」という、焼きソーセージにケチャップとカレー粉で味付けした料理がシメとして食べられています。また、さらにフライドポテトを添えて食べる人もいるようです。
シメにもソーセージを食べるなんて、さすがドイツといった感じですね。
イギリスでお酒を飲んだ後のシメといえば?
イギリスでは、魚のフライとフライドポテトを合わせた「フィッシュ&チップス」がシメの定番です。
チーズソースやオニオンをかけて食べるのがイギリス流なんだとか。
他にも、ケバブをシメとして好んで食べるイギリス人も多いそうです。
ちなみに、オーストリアでもイギリスと同じようにケバブがシメの一品として愛されています。
イタリアでお酒を飲んだ後のシメといえば?
ピザやパスタのイメージが強いイタリアですが、シメで食べられている料理は何なのでしょうか。
イタリアでは、「ポルケッタ」というニンニクやローズマリーで香りづけした焼き豚を挟んだサンドイッチがシメとして定番のようです。
ポルケッタはイタリアの家庭料理で、日本でもイタリア料理店で提供されていることもありますよ。
メキシコでお酒を飲んだ後のシメといえば?
情熱の国、メキシコのお酒のシメは何でしょうか。
メキシコでは、国民食ともいわれる「タコス」がシメとして食べられています。タコスとは、トウモロコシが原料の薄焼きのパン(トルティーヤ)に、鶏肉や牛肉、玉ねぎやパクチーなどの具材を乗せた料理です。
スパイシーな香りで、確かにお酒のシメにはぴったりかもしれませんね。
日本ではどうしてお酒を飲んだ後のシメはラーメンなの?
ところで、なぜ日本ではお酒のシメとしてラーメンが定番なのでしょうか。
はっきりとしたことはわかりませんが、次のような理由が考えられます。
- 飲んだ後は温かいスープが飲みたくなる
- ご飯ものよりも、麺類の方が軽く食べられる
- 飲み会後にラーメン屋で話すのが通例になっているから(みんなが行くから)
- 毎回ラーメンを食べて、癖になっている
また、お酒を飲むと、アルコールの分解のために体内のカリウムやナトリウムが失われ、塩分量が低下します。ラーメンには塩分が豊富に含まれているので、体が塩分を求めることでラーメンが食べたくなるのかもしれませんね。
ラーメンだけじゃない!二日酔い対策にもおすすめのシメとは?
お酒を飲んだ後にラーメンでシメというのも良いのですが、ラーメン以外にも、より二日酔い対策に効果的な料理があります。続いては、ラーメン以外にもおすすめできるシメの料理をご紹介します。
二日酔い対策にもおすすめのシメ①
梅干しのおにぎり
飲み会終わりにコンビニに立ち寄って、気軽に食べることができるのが、梅干しのおにぎりです。梅干しには、カリウムが豊富に含まれているので、肝臓の働きをサポートしてくれます。また、ビタミンB1やアミノ酸といった、二日酔い対策に効果的な栄養素をバランスよく含んでいるのもポイントです。
おにぎりなら、酔っていても気軽に食べられるのでおすすめです。
二日酔い対策にもおすすめのシメ②
ごはんとシジミの味噌汁
自宅に帰ってゆっくりとシメを食べる時間があるという方は、白ごはんとシジミの味噌汁の組み合わせがおすすめです。
アルコールの分解にはエネルギーが必要なので、炭水化物を摂取しておく必要があります。飲み会中にご飯ものを食べなかった日には、飲んだ後に白ごはんを食べるとエネルギーを補給することができます。
また、シジミには肝臓の働きをサポートする栄養素が豊富に含まれているので、二日酔い対策にはもってこいの食材です。最近では、お湯を注ぐだけで簡単にシジミの味噌汁が作れるフリーズドライ商品も多数販売されていますよ♪
お酒を飲んだ後の行動で二日酔い対策!
続いては、お酒を飲んだ後にやっておきたい二日酔い対策をまとめてご紹介します。
お酒を飲んだ後の二日酔い対策①
水分補給をしっかりする
肝臓がアルコールの分解を行うと、アセトアルデヒドという有害物質が発生します。水分不足の状態ではアセトアルデヒドの排出がスムーズに行われず、頭痛や吐き気を伴う二日酔いを引き起こします。
つらい二日酔い対策には、水分補給がなによりも大切です。お酒を飲むと、体内のナトリウムやカリウムが同時に失われるので、ミネラルを含むスポーツドリンクを活用するのも良いでしょう。
また、飲みすぎで嘔吐や下痢などを引き起こしてしまった場合には経口補水液での水分補給を心がけてください。
お酒を飲んだ後の二日酔い対策②
栄養ドリンク(ヘパリーゼ)などを飲む
近頃は、肝臓の働きをサポートしてくれる栄養ドリンクが多数販売されています。二日酔いになりやすい方は、ヘパリーゼなどの肝臓水解物が含まれるドリンクや、液キャベコーワGなどのウコンが含まれるドリンクを飲むと良いでしょう。
コンビニで購入できる商品も多いので、飲み会帰りに立ち寄ってみてくださいね。
お酒を飲んだ後の二日酔い対策③
しっかり休養をとる
お酒をたくさん飲んだ日は、できるだけしっかり休養を取りましょう。また、アルコールが抜けるまでは、血圧が高い状態にあり、運動をすると心臓に負担がかかるので絶対に避けてください。しっかりと休養(睡眠)をとることで、アルコールの分解がスムーズに進みます。
飲んだ日には無理をせず、出来るだけ早く寝るのがおすすめです。ちなみに、長時間の入浴も心臓に負担がかかるので避けるようにしましょう。
最後に
今回は、世界各国で定番のお酒を飲んだ後のシメの1品や、日本のシメとしてラーメンが人気の理由、ラーメン以外のおすすめのシメ料理や二日酔い対策についてまとめてご紹介してきました。お酒を飲んだ後のシメとしてラーメンを食べているのは日本だけのようです。アメリカではピザ、メキシコではタコスなど国によってシメの1品は異なります。海外旅行に行った際には、現地で人気のシメの料理を食べてみるのも良いですね。
ちなみに、ラーメン以外のシメを食べることで二日酔い対策になる場合もあります。ラーメンを食べて気持ち悪くなった経験がある方は、他のシメ料理も試してみてはいかがでしょうか。
お酒を飲んだ後に何を食べるか、どう行動するかで、次の日に二日酔いになるかどうか決まりますよ。ぜひ参考にしてください。
以上、お酒を飲んだ後のシメ!海外ではラーメン以外になにを食べているの?世界のシメの1品…という話題でした!