お酒をたしなむ大人なら一度はなったことがある二日酔い。ガールズバーで働いたり、ガールズバーを利用する方の中にも、二日酔いに悩まされる方は少なくないのでは？
二日酔いとお酒は切っても切れない関係にありますが、そもそもお酒を飲むとなぜ二日酔いになってしまうのでしょうか？
ここでは、二日酔いになる原因と二日酔いの対策方法など、知っておきたい二日酔いの豆知識をご紹介します。
二日酔い対策のために知っておきたい！二日酔いの原因って？
まずは、二日酔いの原因をおさらいしておきましょう。二日酔いにはいろいろな症状がありますが、症状別に原因があると考えられています。
ここでは、代表的な症状である吐き気と頭痛の原因を解説します。ガールズバーでの会話ネタとしても使えますよ！
二日酔いで吐き気がするのはなぜ？
二日酔いのポピュラーな症状のひとつである吐き気。翌日になると胸がムカムカ、胃が重くなって吐き気が止まらない…。そんな症状に悩まされた経験があるという方は多いはず。
つらい二日酔いの吐き気の原因は、アルコールによる胃酸過多と言われています。
アルコールには胃酸の分泌を促進する働きを持っています。アルコールを過剰摂取してしまうことで、胃酸が大量に分泌されてしまい、吐き気を引き起こすのです。
さらに、アルコールにはメタノールなどの吐き気を促進させる成分が多く含まれています。これらの原因により、二日酔いによる吐き気の症状があらわれるのです。
二日酔いで頭痛がするのはなぜ？
吐き気と並ぶ二日酔いの症状として、頭痛があります。お酒を飲んだ翌日になると頭がガンガン痛くてめまいもする…。そんな症状の原因は、お酒に含まれるアルコールが肝臓で分解されることによってアセトアルデヒドという成分に変化することだとされています。
アセトアルデヒドには頭痛やめまいなどを引き起こす働きがあります。時間が経てば体外へ排出されてしまうものですが、体内のすべてのアセトアルデヒドが排出されるまでは頭痛が続くのです。
二日酔い解消！二日酔いになってからの対策方法
お酒を飲むといつも生じる二日酔い。二日酔いになってしまってから「また飲み過ぎた…」と後悔することって多いですよね。ですが実は、二日酔いになってしまってからでもできる二日酔い対策もあるのです。ここからは、知っていると得する、二日酔いになってからでも効果的な二日酔い対策についてご紹介します。
二日酔いには頭痛薬は効く？
二日酔いの頭痛が我慢できない時、頭痛薬を飲むという方もいらっしゃると思いますが、実は、二日酔いに頭痛薬はそれほど効果的ではありません。
頭痛薬のパッケージや説明書を見てみると、ほとんどの市販の頭痛薬には二日酔い頭痛に効果があるという効能は表記されていませんよね。それどころか市販の頭痛薬の成分が肝臓に負担をかけてしまい、二日酔いが悪化してしまう可能性もあります。
二日酔いには水分補給が重要！
二日酔いの頭痛がひどいという場合には、水分補給が何よりも大事です。スポーツドリンクや経口補水液などで積極的に水分補給をすることで、体内のアセトアルデヒドの排出を促すことができます。吐き気や身体のだるさを抑えるためにも、水分補給でアセトアルデヒドを排出することはとても重要になります。
しじみの味噌汁は二日酔いに効果的？
二日酔い対策と言えば、しじみの味噌汁を連想する方も多いかと思います。実際に、しじみには二日酔い対策に効果的な成分が豊富に含まれているとされています。
しじみに豊富なタウリンには、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドの分解を助ける働きがあります。そのほかにも利尿作用があり体内の毒素の排出を促すメチオニン、アセトアルデヒドと同じく二日酔いによる頭痛などの原因になるアンモニアの排出を促進するオルニチンなどの成分も含まれています。
二日酔いになってしまった朝にしじみの味噌汁を飲むだけで、二日酔いの症状の解消を促す効果が期待できます。
二日酔い対策！飲む前にできる対策はある？
二日酔いの対策法をご紹介しましたが、できれば二日酔いになる前に症状を抑えたいものです。お酒を飲む前に二日酔いを予防できる対策法はあるのでしょうか？
お酒を飲む前に心掛けたい、二日酔い対策方法をご紹介します。
チェイサーを用意する
二日酔いの症状を抑えるためには、アルコールの吸収を抑えることが重要になります。お酒を飲む前にしておけることと言えば、お酒のほかにノンアルコールのドリンクや水、炭酸水などをチェイサーとして用意しておくことです。
お酒と合わせてチェイサーを飲むことで、体内のアルコール分を薄めることができます。さらにお酒を飲む量も抑えることができるので、結果的に二日酔いの予防に繋がるとされているのです。
お酒を飲む時には、チェイサーは必ず用意するようにしましょう。
おつまみにも一工夫！
二日酔い対策には、おつまみにも一工夫が必要になります。
二日酔いの予防には、体内の水分循環を良くしてアルコールの排出を促すことがなによりも重要。枝豆や冷ややっこなどの豆類、キュウリのサラダやゴーヤチャンプルーなど瓜類の野菜を使った料理、そして海藻類を積極的におつまみに取り入れることで、体内の余分な水分と毒素を身体の外へ出す手助けをしてくれると考えられます。
フルーツを一緒に食べる
おつまみと同様に、フルーツもお酒と一緒に摂ることで二日酔いの予防に繋がります。オレンジやパイナップル、グレープフルーツ、ゆずなどのビタミンが豊富なフルーツを一緒に摂取することで、体内のアルコールの排出効果が期待できます。
フルーツをそのまま食べるのも良いですが、果汁入りのチューハイやカクテルなどもおすすめ。チェイサーに果物のジュースを選ぶのも効果的でしょう。
ウコンは二日酔いに効果的？
二日酔い対策に役立つ代表的な食材として、ウコンがあげられます。ターメリックとも呼ばれるウコンはドリンク剤などにもなっていて、お酒を飲む前にいつも飲んでいるという方も少なくないですが、実際ウコンは本当に二日酔いに効果的なのでしょうか？
ウコンには、クルクミンやビサクロンなど二日酔いに効果的なさまざまな成分が含まれています。そのためアルコールを分解する働きが高く、さらに肝臓の機能を改善・強化する働きがあるとも言われています。
ウコンは基本的にお酒を飲む前に摂っておくことが基本と考えられていますが、お酒を飲んだ後でもウコンの効果は得られるとされています。
アルコールが体内からすべて排出されるまでには6～7時間はかかると考えられているため、飲む前でも飲んだ後でも摂っておけば効果的だと考えられます。
最後に
お酒をたしなむ大人なら、誰もが一度は経験があるであろう二日酔い。対処法にはさまざまなものがありますが、一番の対処法はお酒を飲み過ぎないことです。お酒は大人だけに許された楽しみですよね。節度を持って、自分や周囲の人の心身にストレスをかけないように賢く楽しみたいものですよね。
今回ご紹介した対策法は、すぐにでも試せるものばかりです。ガールズバー以外にも、お仕事関係のお付き合いやお休みの日の楽しみの時間など、お酒を飲むシーンにはいろいろあります。
お酒を飲みながら楽しい時間を過ごすためにも、二日酔い対策は覚えておきたい知識ですね。ぜひお友達にも教えてあげてくださいね！
以上、二日酔い対策！知って得する二日酔いの豆知識…という話題でした！
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