実録・ガールズバー放浪記~過去の自分に涙目~第3話「個人のお金でガールズバーデビューその2」

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「あーあります!よく言われるのが研ナオコです!!!」

 

『wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww』

 

そんな明るく言わんでも。

 

とは言え自らイジられに行く子は非常に好感が持てます。

 

スポーツでよく例えられることではありますが、

中学生ではエースで4番だった子が高校に入って上には上がいることを知り、

ピッチャーを諦める。

 

その中で自分なりの長所を見つけて生き残っていくというのはどの世界でも同じなのかもしれません。

研ナオコと会った時は酔っ払っていたので微塵もこんなことは思いませんでしたが。

 

話をしていると確かに楽しい。

自分の中でもキャラを確立しているためか、

全てのコメントに強い吹っ切れを感じました。

 

可愛い子と飲めることを一つの目的としてガールズバーに行くのも良いですが、

やっぱりお酒を飲むブレない目的が自分の中にはあります。

 

『お酒は楽しく飲む』

 

つまらない飲みの時間を過ごすなら飲まない方がいい、と個人的には思っています。

ここまで楽しませてもらえるならこちらもなんとか笑いを取らないと、いう責任感のぶつかり稽古はイメージするガールズバーとは程遠いところにあったかもしれませんが、

このことがきっかけでEVEというお店に興味を持ったことは間違いありません。

それからすっかりEVEに通うことが習慣になり、自分一人だけではなく同僚とも行くことが増えました。

会う子会う子がどの子も個性的な子で、どこかでキャスト同士がキャラを食ってやろうという感じがバチバチに出ています。

とは言え仲が悪いわけではなく、男同士のイジり合いをカウンター越しに見ているようでした。

 

集団で行くことも増え、その結果同時に数人接客してくれるようになったことで、

その当時在籍していた子で知らない子はほとんどいないという状況にまでなりました。

 

お互いがお互いのことを知っていて名前も覚えてもらえる、

当たり前のことではありますが案外嬉しいものです。

 

ある程度みんなと話をしてそれぞれの個性が分かってくると、

どんどんもう少し色々ほじってみたいなと思う子が現れてきます。

 

研ナオコに関してはスーパーガールズに連れて行ってもらった先輩に取られてしまったため、ターゲットを違う子に定めました。

 

そう、あの出っ歯です。

 

続く

神崎龍平
某IT企業勤務の36歳営業マン。マッカランとオムライスをこよなく愛するメガネ男子。コロナ禍で疲弊するガールズバー業界を盛り上げるべく自らの体験を赤裸々に語り出した熱き漢(オトコ)でもある。好きな有名人は孫子と加勢大周。

 

第4話:「池袋のガールズバーは戦場だった」

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