実録・ガールズバー放浪記~過去の自分に涙目~第1話「私のガールズバーデビュー戦」

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「ガールズバー」という業態が生まれたのは約10年ほど前という認識です。

社会人になって間もない私自身、女の子と飲めるお店といえばキャバクラ、おばちゃんと飲めるお店はスナックという認識であり、ガールズバーという言葉自体知りませんでした。

 

初めてガールズバーに行ったのは現職場に入社した2日目。

私の入社日に二日酔いで寝坊した挙句そのまま休みを取った先輩が、

お詫びという形で楽しいお店に連れて行ってくれるとなった流れが全ての始まり。

今は閉店してしまいましたが、池袋東口にあった「スーパーガールズ」というお店でした。

 

特別なコンセプトがあるわけでもなく、カウンターに私服の女の子が接客してくれるスタンダードなガールズバー。

 

お金を払って女の子と飲むという感覚が根付いていなかったため、何を話していいか戸惑っている中、先輩が軽妙なトークで場を盛りあげてくれたことで、少しずつ場に馴染むことが出来ました。

こうやって場が盛り上がれば初対面でも楽しく飲めるんだと感じたことを覚えています。

 

なおもう一人私の1年先輩もその場に同席していたのですが、お酒が飲めないのに先輩風を吹かそうとジャックダニエルを飲んでベロベロになっていました。

 

■流れ

先輩がボケる→女の子が笑う→先輩が喜びお酒が進む→女の子にドリンクを奢る→先輩気持ちよくなってグイグイヨシコイ

 

1セットはほぼこの繰り返しでした。

会計では余裕をかましていましたが、まあまあな値段になったことは今の私なら容易に想像がつきます。

もう10年近くのことなので女の子の顔やキャラはほとんど覚えていませんが、

ノリが良かったのは記憶に残っています。

 

1日仕事をした後に居酒屋で飲み、最後に女の子のお店で仕事の話抜きで盛大に楽しむ。

こういう遊び方もあるんだなと新たな世界を教えて頂いた1日でした。

 

なお、その先輩はとっくの昔に退職しております。

 

神崎龍平
某IT企業勤務の36歳営業マン。マッカランとオムライスをこよなく愛するメガネ男子。コロナ禍で疲弊するガールズバー業界を盛り上げるべく自らの体験を赤裸々に語り出した熱き漢(オトコ)でもある。好きな有名人は孫子と加勢大周。

 

第2話:「個人のお金でガールズバーデビュー」

 

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