北欧の秘祭が期待よりもショボかったが、北欧の酒は期待以上に美味しくてやめられない件《現役ガールズバー店員の部屋飲み日記》

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こんにちはー。M子だよ。

 

この間、なんとなくカレンダー見て、戦慄した。気がついたら今年も4分の1が過ぎようとしている。マジ?マジで? よく、「30過ぎたら1年なんてあっという間だよ~」とか言うやついるけど、ワタシ的にはもう25にしてすでにめちゃくちゃ早いんだけど。これ、40くらいになったら一瞬で一年過ぎるんじゃね? 怖すぎっ。

 

今日はね、遅ればせながら観てきた映画の話でもしようかな。「ミッドサマー」。ネタバレとか気にしないタイプだから、まだ観てない人は気をつけて読んでね。

 

公開前からポスターとかめっちゃ好みすぎて気になってたの。でも、なかなか気分が乗らなくて、先日やっと観に行きました。先に結論から言うと、まあ、こんなもんか。映像美とかすごかったし、なんか夢の中の出来事みたいな幻想的な雰囲気は好きだったんだけど、肝心のストーリーが……ただのトラウマ解放ドラマじゃん。

 

もっとさぁ、横溝正史的なやつを求めて行ったのに。いや、それは私が勝手に期待してただけだからごめん。

 

これ、カップルで観ちゃダメとかSNSで言ってた人いるけど、わかるわ~。絶対、マンネリ期とかでウダウダしてるカップルはやばい。ラストの解放感のせいで、その場で「私もこいつ要らねーw」ってノリで切り捨てちゃいそうだもん。ま、一緒に行かなくてもこれに影響されて決断しちゃう女の子って多そうだけど。

 

にしても、主人公の彼氏は面倒なやつだった。主人公も相当面倒なやつだけど、彼氏のほうが倍以上めんどい。あんな自己保身の塊みたいな男嫌いだわー。しかも、年中仲間とつるんでる。その上、友達が先に書こうとしてた論文テーマ横取りしようとするわ、雰囲気に飲まれて村の若い子ちゃんとあんなことしちゃうわ、ほんとありえない。マジでキモい。主人公には、むしろ、村に連れて来てくれたペレくんとうまくやっていってほしいね。どうせあのコミュニティで生きていくんでしょ?

 

あと、村の祭りについて「明るく狂ってる」とか言ってた人もいるけど、別に狂ってるとは思わなかったな。古代にはよくある話じゃん。その文化がそのまま続いてきてるわけですよ。少しもカルトじゃない。ただの昔の風習。現代人の感覚が何もかも正しいと思ってるやつはダメだね。小さな共同体では、自らの命すらもその環の中にあるんだよ。そうやって互いに管理してひとつにならないと、存続できないんだよ。

 

ちなみに、あの映画に出てくる「意図的な遺伝子操作」とか儀式の数々は、「あー、よくある系のやつね」と思って少しシラケて観てました。もっと面白いネタ詰め込んでこいよ。

 

あ、あとね、途中までは真面目に観てたんだけど、クライマックスで最初はモザイクかかってなかった部分に途中から急にモザイクが入って、なんかめちゃくちゃ笑えてしまった。そして、そこから最後まで怒涛のチープな展開に笑いが止まらなくなった。マジでおかしくて映画館で笑いこらえるのに必死だった。一歩引いて観ると、とんだ茶番劇だったけど、もしかしたら作ってる人もそう思ってるのかもしれない。

 

イマイチ、とか言ったわりに語るな、私。そんなこんなで、北欧のお酒をば。

 

以前、フィンランドに行ったときに買ってきた「コシュケンコルヴァ」。グイッと飲むと喉の奥が「くわぁっ」とする、ウォッカっぽいお酒です。ウォッカよりも少しクセはあるけど、度数高いわりにスルスル飲めちゃう。そして、いろんな味付きのやつがある。恐怖の食物「サルミアッキ」味とか、頭湧いてんじゃないかと思った。でも、飲んでみると、意外と食べるほうのサルミアッキより全然イケる味。本物のサルミアッキをこの味に寄せろ!!!

 

で、ベリーのリキュールは恐ろしく甘いです。甘すぎて、割らないと飲めない。ベタベタする甘さ。でも、フルーティ。こういうところが欧米人ってほんとアレよね。

 

今日の一杯

 

 

 

 

 

 

 

 

コスケンコルヴァ サルミアッキ味&ワイルドベリーのリキュール

価格:どちらも5ユーロくらい

どちらも日本じゃなかなか手に入らないので、大事に大事に飲んでいます。ペパーミントと普通のやつは、美味しすぎてすぐなくなっちゃったから。スーツケースいっぱいに詰め込んで帰ってきたはずなのに!!!

 



M子M子

東京都出身。学生時代からガールズバーでアルバイトを始め、早5年。いったんは企業に就職するも、一身上の都合で舞い戻ってきた。彼氏なし、貯金なし、やる気もなし。毎日の晩酌を心から愛する25歳、独身女子。ただ今、ジャンガリアンハムスターの“だいふく”と同居中。

 

 

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